私が勉強会を継続させるために行ったこと
- 2014.10.27
- 勉強会
開催するにあたって半年間は絶対に続けるぞ!と心に決めて取り組んだ(Web系の)勉強会をなんとか初志貫徹することができました。
勉強会を開催し、継続するために色々と苦労しましたが、自分なりに継続させるために工夫したこと思ったことをご紹介したいと思います。
定期的に開催する
勉強会は継続させたいのであれば、定期的に開催するに限ります。それも毎月第○週の○曜日とか決めておくことです。
毎月いつに開催するべきか迷う労力を無くすことができます。なにより、忙しさにかまけてついつい後回しにしてしまい、結局開催できなかったとなること防ぐことにも有効です。
私の場合、毎月第三週の土曜日10時から二時間程度とかにしてました。
最初に決めておけば、それに向かって毎月準備を進めやすくなりますし、勉強会が終わったときに、参加者に次の開催日を告知することができます。
時間に関しては、中途半端な時間にしてしまうとせっかくの土曜日が勉強会だけで終わってしまうので、午前中を勉強会にあてて、午後からは別の予定を入れられるように考えてました。
勉強会の告知
さきほども述べましたが、勉強会の最後に次回の勉強会の開催日を決めておいて告知しておくと、興味がある人に早い段階で予定を検討してもらえます。
それ以外の告知としては、SNSで勉強会専用のグループ(コミュニティ)を作って勉強会に参加した人、興味のある人に入ってもらって告知してました。
告知の回数ですが、前もって予定を立てやすいよう余裕をもって二週間前にする告知と、に2~3日前に忘れている人用に告知と最低でも二回は告知してましたが、別の記事と絡ませればそれ以上でも大丈夫だと思います。
あまり頻繁に告知するとウザがられますし、人集めに苦労している感が出てしまうとみんなの参加意欲が低くなってしまうおそれがあります。
あとは別の勉強会で知り合った人とかに、「今度こういう勉強会をやりますのでよかったら是非」と告知していました。
一緒に運営できる仲間を確保しておく
一人で勉強会を盛り上げようと奮闘するも、実際の苦労は参加者には伝わりません。そうするとだんだん孤独を感じてきます(笑
一緒に運営してくれそうな仲間がいれば是非引き入れましょう。場所決め・告知・勉強会の内容選定など運営してみると思った以上に労力を使います。開催に要する労力を分散できれば継続するためのモチベーションも維持しやすくなります。
毎回決まった場所を抑えられれば良いですが、開催場所を安定して抑えられないときは、毎回場所探しだけでも苦労します。そういった場合は場所の確保だけでも分担できるとそうとう楽になります。
エイヤッで始める
勉強会を初めて開催するときに、人が集まらないんじゃないか?とか、自分が中心になって勉強会がうまくいくのだろうか?など色々不安がありました。しかし悩んでいても何もはじまりません。とりあえずやってみなければ何もはじまらないので、最初は一人でも構わないのでやってみようと開催してみることです。
最初から完璧を求めず、回を重ねる事にクオリティを上げていけば良いのです。
とある勉強会の主催者さんと話をしたときに、勉強会の立ち上げの話をしてもらったのですが、一番最初に開催したときに市の施設を借りたそうですが、参加者はその主催者さん一人だけだったと言います。結局一人でノートパソコンを開いて勉強して帰ったそうです。そんな勉強会も、今では周辺エリアでは一番メジャーなIT系の勉強会になっています。
あと、何人かに予定を聞きながら日程を決めようすると、みんなに合わせてたら結局どの日も都合がつかないなんてことになりますから、みんなのスケジュールはあくまで参考程度に考え、最終的には自分の進めやすい日程で決めてしまうことです。
参加メンバーを毎回確保して早めに表明してもらう
勉強会などのイベントはどうしてもお互い様子見になりがちです。
飲み会でもそうですが、誰が参加するのか様子を見ている事ってないでしょうか?参加状況を見て盛り上がりそうなら参加しようと思っている人も結構います。
身近に参加してくれる人がいるのであれば、早めに今何人参加表明しているのかなどを告知して盛り上がりそうな雰囲気を作ってみることです。
勉強会(イベント)の開催ページを作る場合は、今までに行った勉強会の盛り上がっている部分をイメージとして挿入すると盛り上がっている雰囲気を演出できるので、効果が見込めるでしょう!
場所代としてもいいので前払い課金が有効
勉強会で参加者をある程度確保しても安心してはいけません。
世の中には平気でドタキャンする人もいますので、そういった事態も織り込んでおくべきです。
場所代が掛る場合は、利用施設で一人ずつ支払いができればいいですが、まとめて場所を借りた際は、主催者が一旦全額負担で場所を借りるので、参加者が少なくなると足りない場所代を主催者が負担しなければならなくなります。
無料の勉強会であれば、参加者は気軽に参加しやすいのですが、そういった反面気軽に(参加表明しても)欠席されることもあります。
小額でも良いので、前もって支払をしてもらえば、参加者の意識も変わってくるでしょう。
イベント管理のサービスは色々ありますが、Peatixは多少の決済処理費用が掛りますが、イベントの申込管理をしつつ、有料チケットの販売を行うことのできるサービスですので、事前決済を取り入れるには適したサービスです。
コミュニケーション
勉強会を行っていると、口コミや色んなところからの情報を得て飛び込みで参加してくれる方もいます。
常連で参加しているメンバーで固まってしまっているようでは、知り合いのほとんどいない状態で参加している人からしてみればあまり居心地のいいものではありません。居心地悪ければ次の参加を渋るのに十分な理由となるでしょう。
主催者は初参加している方に積極的に話しかけて情報を引き出してあげるべきです。そうすればそいった情報から話が広がり、周りともコミュニケーションを取りやすくなりますから。
勉強会を通して得たもの
勉強会を開催していると、初めて会う人にも「勉強会を開催してます」と自己紹介することができますので、○○の勉強会をしている○○さんみたいなアイデンティティになりますので名前を覚えてもらいやすくなります。
そして、周りからは行動力のある人と思ってもらえるので、色々と声を掛けてもらいやすくなります。(相談や一緒になにかやろうって人とかに)
さいごに
勉強会は当然たくさんの人が集まってくれれば盛り上がって楽しいのですが、人が増えれば色んな考えが混ざりあう事になりますので、色んな事が起きます。
幸い私が運営していて大きなトラブルは一度もありませんでしたが、最初は人が思ったほど集まらなかったり、ドタキャンされたりすると自分が否定されているようで結構へこみました。
しかし、回を重ねるごとに集まらなくてもドタキャンされてもそれほど気にしなくなりました。もうそういうものだと割り切って考えるようになりました。ある程度フィルターが掛って、モチベーションの高い人が参加するようになりましたので結果良かったのかなと思います。
とにかく、開催する方と参加する方の双方には、どうしてもそれに掛ける気持ちの温度差は出来てしまいますので、多少の事は気にせず運営していくことですね。