Kindle電子書籍をiPhoneとiPadで使ってみたら結構快適だった

Kindle電子書籍をiPhoneとiPadで使ってみたら結構快適だった

遅ればせながら先日ようやく電子書籍を初めて購入しました。
購入したのはAmazonからです。KindleアプリをiPhoneに入れて読みました。
電子書籍に興味はあったものの、今まで手を出さなかったのにはいくつか理由がありまして、一つはモノとして手元に残らない事。
電子書籍はデータを購入してデバイスにダウンロードして読む仕組みですが、プラットフォーム(アプリなど)を経由してデータを読み込むので、PDFみたいにプラットフォームのないデバイスにデータだけ移行させて単体で読むことは出来ません。(正確にはPDFもリーダーが必要ですが)

簡単に言ってしまえば、データを落として読む権利を運営側から購入するみたいなものです。
そんな事はほぼありえ無いと思いますが、運営側からいつでも閲覧を停止させる事も可能です。
また、なんらかの影響(バグなど)で購入したはずの書籍が閲覧出来なくなったら怖いなぁと思ってました。

そしてもう一つの懸念は、書籍をスマホなどのデバイスで読む感触はいかがなものか?といった考えがありました。
「本を読む=紙のページをめくる」イメージが30年以上染みついているので、違和感がないだろうか?疲れるんでないだろうか?などといった思いが中々踏み出せなかった理由でもありました。普段からニュースはよく読んでますが、ニュースはサッと読めますが書籍はじっくりと長時間かけて読み込みますので少し勝手が違いますので多少不安でした。

しかし、少しずつ世間に浸透してきている電子書籍はそれなりに利点があって使われているに違いない。

これから全ての本を電子書籍にしなくても、紙の本と電子書籍とで使い分ければいいのではないか?ならばとりあえず踏み出して見るのが吉。と思い利用した次第です。

とりあえず電子書籍初挑戦の本ですので、失敗しても大丈夫かなぁといった書籍として選んだものが、こちら↓

みうらじゅんさんの本は今まで読んだ事ありませんが、色んな媒体で露出しているこの方の仕事は気になります。また近年ではゆるキャラの名付け親としても知られていますね。

値段も1350円のところKindleでは1000円とちょっと安くなってましたので、この本を私の電子書籍デビューとすることにしました。

 

電子書籍閲覧までのフロー

Amazonから電子書籍を購入して読むのに、Kindleのタブレットを利用して読むイメージが強いですが、Kindleのアプリもありますので、iOSやAndroidの入ったスマホからでも書籍の閲覧が可能です。また、Kindle Cloud Readerでブラウザ上でも読む事も可能です。(読めない本もあるようです)

私のスマホはiPhone6sですので、まずはAppleストアでKindleアプリをダウンロードするところからです。

App storeで「kindle」で検索して出てきたアプリがこちら

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このとき初めてKindleアプリを見たんですが、なんかアイコンがAmazonのイメージとあまりに違いすぎてるのと、制作元がAMZN Mbile LCCとなってたので偽アプリなんじゃないだろうかと心配になりましたが、公式サイトでもこのイラストのアプリを紹介してましたので、関連会社が提供しているんでしょう。評価がちょっと低いですが、安心してダウンロードしてください。

kindleアプリ(アプリでは頭文字小文字になってる)をスマホに入れたら、AmazonのIDでログインします。これでAmazonの情報と紐付けが完了しますので、PCで電子書籍を購入したとしてもスマホでデータを落として読めるようになります。

また、Kindle版で配信している書籍は1Clickで購入できるのでクレジットカードを登録しているユーザーであれば、ボタンひとつで書籍を読み始めることができますので、読みたくなったらすぐ読めるのは時間短縮になっていいですね。

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使い勝手

電子書籍を初めて使ってみた感想として、まぁ書籍によりますが行間もゆったりとってありましたし、文字も適度に大きかったので特にストレスを感じる事はありませんでした。

もし行間や文字サイズに不満があったとしても、設定である程度調整可能です。また、明朝やゴシックなども切り替えができるので、この辺も好みに合わせられます。

さらにページ内検索や、しおり、ページ内の目次移動などUIや機能など作りこまれているので紙媒体の書籍では体現できない便利な機能を使用する事が出来ます。

寝転んでみても快適です。通常寝転がって本を読んだら室内の照明で逆光になり読みづらくなりますが、スマホはそれ自体が発光してるので逆光の心配はありません。寝る前に部屋の灯りを消してもスマホだけで読めるのはまた紙の書籍ではできない利点ですね。

外出時にも利点があります。紙の本はそれなりにかさばりますから、本当に読書する時間がないと持って外出するには邪魔に感じてしまいます。その点スマホは今やどこに行くにも携帯しているのが当たり前です。読む時間が無くても邪魔なことはありませんし、ちょっと時間が空いたときに読書を始められるのは便利!

空いた時間、寝る前にサクサク読めるので読書スピードも上がりました。

今まで電子書籍を使わなかった自分はそれだけ損をしていたのかと感じてしまいます。

iPhone/iPad間の共有

iPhoneに限らずiPadにもアプリを入れて同じIDでログインすれば購入した書籍を共有しているのでデバイス間でまたいで読む事ができます。

しかも閲覧情報も共有しているので、スマホで途中まで書籍を、iPadで開いたときに読みかけの部分からページを開いてくれるのも便利!

外出先ではスマホで読んでましたが、家でじっくり時間を取れるときはiPadを使って読んでました。状況によってスマホやタブレットを使い分けてもサクッと続きから読めるので自然と使い分けが出来ます。

モノとして残らない不安があったけど

電子書籍は当然本棚に残りません。データですので目に見えないので不安に感じますが、その分かさばらない利点はあります。部屋を広く使えるのであれば、その分収納コストも抑えられます。

今まで書籍を買っては本棚にならべて満足してましたが、実際一度読んだ本って技術書でもない限り再び読むことってほとんど無いんですよねぇ。ぶっちゃけ飾りと化してます。

どうせ一度しか読まない本であれば思い切って電子書籍でも充分ではないでしょうか。

私自身これから購入する全ての本を電子書籍にしていこうとは思いませんが、メリット・デメリットを考慮して使い分けていこうと思います。

最近の私の本の傾向としては技術書が多いので、まだそちらに関しては紙の書籍を購入するでしょう。もしかしたら技術書も電子書籍にシフトしていくかもしれません。技術書でも電子書籍でとくに問題なく使ってるって方がいれば感想を教えてください。