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はじめて自社サイトを作って運営した当時を振り返って

      2016/08/24

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自社サイト制作

私が社会に出て最初に勤めた会社はデパートの催し物の設営をメインとしている会社でしたが、会社の収益の大半が一部のクライアントに集中していた為、会社の経営に対して危機感を覚えるようになりました。

収益が集中しているということは、そこからの仕事が激減したり、無くなったりしたら一発で会社は倒産してしまいます。

なんとか収益を分散させるべく、悩むも、当時の私はデザイン制作ばかりしていたため営業の経験がなく自社のサービスを売り込むパイプを持ち合わせていません。

しかしここでひらめきました。「そうだ!Webを使って会社を売りこもう!」

さっそく社長に自社サイトを作らせてくれと直談判しました。

実は学生時代に一度サイト制作に興味を持って当時マクロメディアが扱っていたDreamWeaver3を購入したのですが、挫折して放置したという経緯があります。。。

業者に依頼すればそれなりに金額が掛りますが、作成から運営まで全てを自社で行えばそこまでの費用は掛りません。もう一度サイト制作にチャレンジして自身で自社のサイトを立ち上げたいという思いを社長にぶつけると、無事GOサインを貰う事ができました。

さっそく押し入れの奥で眠っていたソフトを引っ張り出して来てサイトを作成します。デザインに関しては、当時サインデザインをしていたのでそれなりのモノが作れたのではないかと思います。(今の自分からしてみたらしょぼいですが)

苦労したのはコーディングです。ソフトを使えばIllustratorやPhotoshopみたいにドローイング系のソフトを扱う様にサイトを構築できると楽なのですが、なかなかそうはいきません。グラフィック系のソフトばかり扱っていた私にとってHTMLの扱いに苦労したのを覚えています。(懐かしい)

DreamWeaverを使ってテーブルタグメイン(笑)ではありますが、なんとかサイトを完成させることができました。ネットや書籍で調べながらサーバやドメインの設定もおこない、晴れて世間に自社のホームページの公開となります。

これが2006年頃の出来ごとでした。

どうやって見てもらう?

ようやくサイトが完成しました!が、それだけでは当然お客様に見てもらえません。

検索エンジンにインデックスされていないサイトは検索に引っ掛かるわけもなく、被リンクも無いので、お客様が訪れるための入り口がまったく無い状態です。

いうなれば、砂漠のど真ん中で人知れずひっそりと営業しているようなもんですね。

学生時代からインターネットに慣れ親しんできていたので、サイトを完成させた時点で上記の問題があることに関しては把握していました。そこでサイトに人の流れをつくるべくできる100ワザ SEO & SEM 集客も売上もアップするヤフー!・グーグル対策 (できるシリーズ)を買ってきて必死に読み込んだのは懐かしい話です。

このときは、その後転職した会社で著者の一人であるアユダンテの安川さんにお世話になるとは思ってもいませんでした。

とにかく検索サービスへの登録など、やった方が良いことはすべて行いましたが、Yahoo!ビジネスエクスプレスに関しては5万円出したうえに必ずしも登録されるとは限らないというハードルの高さから断念しましたが(苦笑)

当時の会社は、屋内サイン・イベント設営など現場に行って施工する様な仕事でしたので、全国規模に自社サイトをアピールしても意味が無いと思っていたので周辺地域の人たちに見てもらえるようにSEOを行ったり、リスティング広告を打ったりしてました。

少しずつ増える問い合わせ

根気よく運営した甲斐あって、少しずつサイトを見たお客様から問い合わせをいただくようになりました。

私自身、それまで営業の経験がまったくありませんでしたが、Web経由の問い合わせは全て担当して実際に話を聞きに伺ったり、見積書を作成したり提案書の作成もしました。

実際にお客様と向き合って話をすることによって、どういったものが求められているのかを実感できますので、サイトに掲載する情報の参考にもなりました。

もちろん全ての要望にこたえられるワケではありませんが、自社のリソースでどう改善していけるのかを考えるよい機会になりました。

サイト経由でいただいた発注は、単発の仕事も多かったですが、イベント毎に発注してくれるお客様もいました。

サイトをオープンしたばかりの頃はまったく反応がありませんでしたが、根気よくサイトを運営することによって増えてくる問い合わせはとてもやりがいを感じました。

サイトを作った時点で満足してしまい、ほったらかしていたらこういった経験は出来なかったと思います。

サイトのその後

自身で立ち上げたサイトを二年ほど運営した頃にその会社を去る決断をしました。

元々モノづくりが好きな私は、サイトの運営を通してページのデザイン・構築していくうちに、次第にIT業界で働いて、さらに技術を高め知識を深めたいと思う気持ちが強くなったからです。

当時勤めていた会社では、サイン会社のWeb担当者に過ぎず、サイト経由の仕事が増えてきていたとはいえ、やはりメインの仕事はデパートの催し物の設営でしたので、Webに掛けれる時間も限られていました。

せっかく一から立ち上げて育ってきたサイトを志半ばで投げ出してしまうようで心苦しかったですが、もう一人サイトの立ち上げから一緒に関わってた方もいましたので、その方に後を託して会社を去りました。

会社を去ってからも、気になってときおり自分で立ち上げたサイトが健在しているかを確認していましたが、あまり更新されているような気配がありませんでした。

会社を辞めてから三年くらい経った頃でしょうか。風の噂でその会社が人材不足により会社を畳むという事を耳にしました。

噂を聞いてからすぐにサイトを確認しましたが、当然畳む前ですのでページは存在してました。しかし、それからしばらくして再度そのページにアクセスを試みるも表示されるのは「Not Found」の文字。

サイトはデータですので老化することはありませんが、会社がなくなってしまえば、サーバも解約されドメインも失効してしまいます。

自分の四苦八苦した跡、この業界に入るきっかけになったサイトが無くなって少し寂しい気持ちになりました。

当時周りにWebに詳しい人もいなかったし、ネット上でもサイト運営に関する情報が今ほど充実していませんので独学だけで苦労した中、問い合わせを受けるようになって仕事にまで結び付けたということは自分の中ではひとつの成功体験でしたが、私が在籍する間に会社の柱になるまで育て切れなかったことは未だに悔いが残っています。

上記のような事があったからこそ、サイトの運営を本気でやりたいって人に対しては力になりたいっていう気持ちを持っています。

中々成果につながらず嘆いている方は、はじめは分らないことばかりで前に進んでいるのかも分らない状態の中モチベーションを維持するのは大変ですが、根気よく続けて改善を試みれば、そのうちサイトの利用者は増えていきますのであきらめず運営していってください。

 - サイト運営, 雑記

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