楽して儲かるなら苦労せんわ!

ネットを徘徊していると未だに楽して儲かりまっせ的な広告を見かける

「楽して儲かる」「不労所得」「誰でもできる」的なキーワードで情報弱者を呼び寄せます。広告バナーの先には胡散臭いランディングページ。

しかしこの手のランディングページって構成がどこも一緒ですねぇ。もっと独創的なランディングページとかないのかねぇと思ってしまいます。まぁやってる方もリテラシーが低そうなので周りの情報商材を真似ているんでしょう。

ここから即商品を売り付けることもありますが、最近はいったん無料であるサンプルのレポートを提供することが多いです。

無料レポートだから一見気前よさそうに見えますが、まず相手がほしいのがあなたのアドレスです。

昔はいきなり情報商材を売り付ける事も多かったですが、今ではユーザー側も警戒心が高くなりました。見ず知らずの人からいきなり数万の商材を買うなんてこと怖くて出来ないですよね?

最初の入口が無料であれば、バンバン安心して登録してくれます。

いったんアドレスさえ手に入れてしまえばあとはいつでもあなたにアプローチできるわけです。「楽して儲かる」系のキーワードをバンバン送りつけてきます。

最初は警戒していることでしょう。しかし、サンプルのレポートを読んでしまったあなたは「なるほど~」と丸め込まれてしまいます。

無料レポートを読んだり、何回かダイレクトメールを受けとっているうちに販売者に親近感を持つようになります。そしてなんだか試したくなります。「みんなやってます」「みんな成功しています」「次はあなたの番です!」「さぁ、一歩踏み込みましょう!」

典型的な詐欺師のセリフで引きずりこもうとしますからw

さて、一旦サンプルを提供してアドレスを取得。そしてダイレクトメールで継続的にアプローチするという手段は、2ステップマーケティングと言いましてネット販売で成功している(健全な)企業もよく利用している販促方法です。

問題なのは商品に効果があるかないか。健全な企業であればある一定の効果をもたらす商品を扱っています。(健康食品系はあたりはずれも多いですが)

こういった情報商材系の悪いところは商材に効果がないこと。今FacebookやTwitter、LINEなどで簡単に口コミで広がります。本当に効果があるのならば自然と周りに利用者が増えていくことでしょう。

実際に騙された人たちは、悪質商材に「それはやり方が悪い」「タイミングが悪い」「効果が出るまでにもう少し時間が掛ります」などと丸め込まれて騙されたのかそうでないのか区別もつかないままにうやむやになって最後は諦めてしまいます。

騙されたと気づいてもあとの祭り。私騙されました!なんて周りにアピールすれば自分の愚かさを露呈するだけなので黒歴史として封印されてしまうことでしょう。よほどヒドい被害でなければSNSなどの口コミで悪い噂を耳にすることはありません。

この手の被害はアングラ系の掲示板(2ちゃんねる)などで山ほどの被害情報が転がっています。匿名であれば騙された情報も出しやすいのでしょう。

 

学生時代には何度も変な勧誘に連れ出されて話を聞かされましたが、今までなんとか大きな被害に引っ掛かることなく過ごせている私です。(気づいていないだけで小さな被害はあるかも?)

楽して過ごしたいのはやまやまです。しかし、苦があるからこそ楽を実感できるのでしょう。まぁうまいことビジネスの回る仕組みを作ってもう少し趣味に時間を費やせるようにはしていきたいなぁとは思ってますけど。

この記事について最後にこれだけは言っておきたいと思います。

普通に生きてて楽して儲かる話があなたにだけにやってくることはありません!甘い言葉には裏がある!